テーマパークのお仕事 ~警備の人~
さて、アトラクションのスタッフ、お掃除スタッフときまして、
今回は「警備のスタッフ」です。
こちらのスタッフもパーク内でちょくちょく目にするスタッフです。
「え?何も悪い事してないのに?!」
と思うかもしれませんが、トラブルが起きそうな場所に出没し「警備がいる」と見せる事である程度の抑止力を発揮しています。
警備スタッフもお掃除スタッフと同じで巡回をしています。毎日何万人と来場するパークだと、その分トラブルが起きやすい状況になってしまいます。そのため、設定されたルートを巡回しています。
パーク内はもちろん、お土産物屋さん、トイレ、喫煙所、従業員が通る表と裏の境目などを巡回します。また、パレードなどのショーがある場所にも出陣します。なぜなら、”場所取り”でトラブルが起きやすいからです。
起こってほしくないですが、時折ゲスト対ゲスト、ゲスト対スタッフで暴力事案が発生する事があります。基本的に手を挙げた場合、その時点で「ゲスト」から「人」になります。つまり、スタッフがサービスを提供すべき対象ではなくなるのです。
暴力事案が発生した場合、受けたスタッフもしくは周囲のスタッフが警備、上長に連絡します。そこで警備スタッフ、上長で対象ゲストを落ち着かせ個室に連れていきます。
個室といっても牢屋などではなく、ちょっと小綺麗な個室です。
その後本物の警察が登場します。その後は普通の暴行事件として処理されていきます。
警備スタッフの中には元警察官の方もいらっしゃるので、いくら頭に血が上ったとしても暴力はだめです。というより日常でもダメです。
という事で、今回は警備スタッフについてでした。
実はあまり詳しく書くと警備上問題があるので、全体的にフワッとした流れになりました。
皆さんが楽しむ場所なので、警備スタッフが「暇」であってほしいと願います。