urakatasandesuのブログ

うらかたさんです。

テーマパークのお仕事 ~裏側の人達~

前回は、クレームについてのお話でした。クレームのお話は一旦止めて、今回は裏側の人達のご紹介です。

 

裏側のスタッフに関しては運営会社によって異なります。大体どこにでもあるであろうお仕事を紹介します。必ずしもすべてのテーマパークにあるわけではないの、ご了承の上続きをお読みください。

裏側のお仕事は、多岐にわたります。

まずは、「経営陣」です。

 

経営陣の人達は、そのテーマパークの方向性を決める人達です。方向性つまり中長期的な戦略、短期的な戦略です。中長期的戦略は3年、5年、10年など年単位でどういうテーマパークにしていくかを考える人達です。

 

例として、

 ユニバーサルスタジオジャパン(以下、USJ)は、開業当時「パワーオブハリウッド」を前面に押し出し、「映画のテーマパーク」とし、対象はどちらかというと成人を対象とした施設を提供していました。その為、映画「ET」や「T2」、「バックトゥザフューチャー」など80年代~90年代の映画をテーマにしており、パーク内のセットに至ってはさらに古い映画の物が多くありました。CMなどで見るロゴも黒ベースで「ちょっと大人向け」でした。

しかし、幾多の不祥事があり入場者数が右肩下がりになり、挙句にオーナーが変わりました。それを機に、対象を家族に変更し、その時々の流行りを取り入れたキャラクターや期間限定のイベントを実施するようになりました。CMなどのロゴも白やピンクベースの親しみやすいものに変わり、現在ではキャッチフレーズを「世界最高をお届けしたい」になっています。パレードなどのショーなどにしても、「かっこいい」から「かわいい」内容に変わっています。

 

このように経営陣が変わった事で、中長期的な戦略を「成人向け」から「家族向け」にする事で入場者数を増やしてきました。さらに現在は当時のオーナーからさらに変わりMSNBCがオーナーとなっています。

 

それに対して短期的な戦略としては、

当日のパークオープンさせるか、季節ごとのイベントをどのようなイベントにするか、イベントオープン前に出来栄えを確認し、イベント趣旨に合っているかなど1年以内の戦略を決めていきます。

 

私は、経営陣と幾度かお会いしましたが、USJに関してはほぼ外国人です。

余談ですが、クレームで「社長呼んで来い」と言う方がいらっしゃいますが、社長はアメリカ人で日本語はしゃべれませんよ。

 

お次は、次回となります。